此溝渕

助大夫 先生に御頼事、
○洪堂がよく知りておるけれども又記す。
一、長崎よりの船代、○洪堂がよく知りておるけれども又記す。
三十四両。
一、広が出セし金、龍が出セし金、
右算用高、金お四分ニ割り、一分ハ大村の村瀬(三英)が出したり。洪堂ハ金がなけれバ出すものなし。のこりハ溝渕と龍馬が二ツ割ニして出すはずなり。然るに龍馬も今日ハ金がなけれバ其尻りハ伊藤先生おわづらハせんとす。
それで大兄が算用しておやりのうへ、龍馬の一分ハどふぞや御手本 ハ御面遠 ながら御出シ置可レ被レ遣候。呼嗚 、空袋の諸生かしこみ/\て申。頓首
。
それで大兄が算用しておやりのうへ、龍馬の一分ハどふぞや御手

龍
廿日伊藤先生
足下